- いこう
- I
いこう【以降・已降】ある時よりあと, ずっと。II
「一〇時~は外出を禁止する」
いこう【偉功】立派な手柄。 すぐれた業績。III「~をたたえる」
いこう【偉効】優れたききめ。 効果。IV「~を奏する」
いこう【厳う】〔「厳(イカ)し」の連用形「厳く」の転〕たいそう。 ひどく。V「~ほねを折つたに/狂言・三本柱」
いこう【威光】自然に人を服従させるような, おかし難い威厳。VI「親の~をかさにきる」
いこう【已講】〔「三会已講師(サンエイコウシ)」の略〕(1)僧の役職名。 平安初期以降の南都諸大寺の僧で, 宮中の御斎会・興福寺維摩会(ユイマエ)・薬師寺最勝会の三法会の講師を勤め上げた者。(2)近世, 浄土宗西山派・天台宗などで僧の学問上の階位の一つ。VIIいこう【意向・意嚮】どうしたいか, どうするつもりかという考え。VIII「相手の~をくみとる」「~をうける」
いこう【憩う・息う】※一※ (動ワ五[ハ四])休む。 休息する。 くつろぐ。「水辺に~・う」「~・ふこと無く駈(オイツカ)はれ/霊異記(中訓注)」
〔漢文訓読系の語〕‖可能‖ いこえる※二※ (動ハ下二)休ませる。 安らかにする。IX「国の政をも~・へ, 物をもよく納めさせ給ひて/今昔28」
いこう【異香】すぐれたよい香り。 いきょう。Xいこう【移行】移り行くこと。XI「新制度へ~する」
いこう【移項】〔数〕 等式または不等式で, 一方の辺にある項の符号を変えて他方の辺に移すこと。XIIいこう【維綱】世の中のもととなる法則。 人の守るべき道の基礎となるもの。 根本。XIIIいこう【胃腔】(1)後生動物の胃の内部の空所。(2)海綿動物において, 体壁に包まれた空所。 体壁の無数の小孔から水が入り, 上端の大孔から流出する。XIVいこう【衣桁】着物を掛けておく家具。 細い木を鳥居形に組んだもの。 現在は蝶番(チヨウツガイ)で二枚に折り畳む形のものが多い。 衣架。 みぞかけ。 衣紋掛け。 えこう。XVいこう【衣香】衣服にたきしめる香。 また, その香り。XVIいこう【遺功】死後に残る功績。XVIIいこう【遺構】古い建造物で今日にその一部が残っているもの。 また, 古代の構築物の様式や配置などを知る残存物として, 土地に残された基壇や柱穴など。XVIIIいこう【遺稿】未発表のまま死後に残された原稿。XIXいこう【韋后】(?-710) 中国, 唐の中宗の皇后。 政治に介入し, 710年政権をねらって中宗を毒殺したが, 李隆基(後の玄宗)に殺された。→ 武韋(ブイ)の禍
Japanese explanatory dictionaries. 2013.